「UNIX という考え方」を読んだ
読んだ。
- 作者: Mike Gancarz,芳尾桂
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2001/02
- メディア: 単行本
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近視眼的な点で述べるなら、ライブラリを自作する際の設計指針になりそう。
本質では無いが、本を読んで気になった点があったので書いてみます。
階層的に考える
UNIX のディレクトリ構造が階層構造であるように、自然の秩序も階層構造である。
UNIX の階層構造が自然を反映しているということは、おそらく階層構造が優れたアプローチであることの証拠といえるだろう
一番気になるのは
- 何故 UNIX は階層構造なのか
- 何故階層構造で説明できるのか
- 何故階層構造は理解しやすいのか
ということ。
当時 UNIX を作った人が階層構造の凄さを最初から理解していたかというと、きっと違うのではないか、と思う。
論理を飛躍した発想があった?とか、作っていくうちに自然と進化していった?等と想像する。
そうそう。本に述べられてないことで、ちょっと脱線するが「名前付け」も重要な着想だと思う。
普通に考えるならば複数の名前が
具体的には alias
や group
等が当てはまる。chef
や capistrano
で言う role
とかもそう。よく言う「タグ付け」もそう。
群衆に別名を付け、それをまとめあげる。これも UNIX の世界ではよく見受けられる発想に思える。
しかし階層構造と同様に「名前付け」が何故理解しやすいか、物事を説明できるか、は(私が)よくわかってない。
何が言いたいのかというと「階層構造」という概念って不思議やね、ということでした。
おまけ
自然の秩序も階層構造、の具体例として 「4 つの力」がある。
4 つの力とは 重力、電磁力、強い力、弱い力のことだ。
学習する時は別分野でとして学習する。だが次第にこれらの概念が一つになっていく。
不思議。
ところで階層構造って普遍的(のようにに思える)な概念だということに気づいたのは、大学3年ぐらいだったように思える。
もっと早く教えてくれればよかったのに
(早く気づいていたら、もっと勉強ができるようになっていたと思う)